ふるさと納税の長崎県平戸市 黒田市長の政策が秀逸な件

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昨年から急激に広がっているふるさと納税。
その中にあって、昨年の寄付金額が全国の自治体の中でもトップクラスの実績を上げたのが長崎県にある平戸市です。

2012年の寄付金額は107万円で、2013年が3,910万円、そして2014年が13億4,200万円を集めています。

2012年からの寄付金額の伸び率がすごいですよね。どうしてこれだけの実績を伸ばせてこれたのか気になったので調べてみました!
調べた結果分かったことは、市長の黒田さんの考え方が非常に的を得ていて秀逸だったので、ここでご紹介したいと思います。

長崎県平戸市ってどこ?

平戸市は、長崎県の北西部に位置し、九州本土としては最西端に位置する都市になります。

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農業や漁業が産業の中心になっているものの、本土から距離がありかつ年間を通しての漁獲量が少ないなど、他産地との競争は激化し苦戦を強いられている。
名産品としては、トビウオやウチワエビなどがあり、ふるさと納税のお礼の品で海産物は人気となっている。

平戸市が寄付を伸ばせた発想の転換とは?

平戸市がふるさと納税の寄付金額を伸ばせた大きな要因は、特産品に力を入れたことが大きいと黒田市長は言います。

平戸市 kuroda

そもそも、平戸市の物産は、全国的に知名度がある特産がありません。
一年を通して供給できる特産がないため、ブランド化されるまで至らない特産品が沢山あったようです。

以前から特産品を全国に発信しようにも、ここがネックでなかなか特産品を浸透させることができなかったようです。
しかし黒田市長は、この弱点を逆手に取り、種類が多くて季節限定のものを逆に季節ごとに売っていく方法に発想を転換したとのことです。

種類は沢山あるけど年間を通して安定的に供給できないというデメリットを、むしろ季節ごとに送る品を変えることで、年間を通して飽きられることなく常に話題を提供し続けたということです。

繰り返し寄付をしてもらう平戸市の戦略!

例えば松坂市であれば松坂牛という感じで全国的に知名度がある特産品があるところで寄付をした場合、一回もらったら次は違うところにしよう!ということになってリピートすることはあまりないかもしれませんが、一年を通してもらえるものが変わるということであれば、夏に寄付をして秋にして冬にもするというようなリピートを促すことで寄付を集めていくことができる可能性が高いです。

もちろん、1回もらって満足したからもう一度もらうために寄付をしようということもあるでしょうが、満足したといっても、そこまで何回も寄付をしようとは思わないかもしれません。

そういった意味でも、寄付者を飽きさせずにリピートをしてもらう戦略をとるというのは賢いやり方なのだろうと思います。
しかも他の自治体が平戸市と同じようなことをしようと考えても、平戸市のように年間を通じて沢山の種類の特産品を用意できないため、同じような戦略をとることができないということも秀逸ですね。まさに弱みを強みに変えている点が素晴らしいと思います。

しかも、平戸市はこの戦略を盤石なものにするために、ふるさと納税専用のサイトを作成し寄付金額に対してポイントを進呈し、寄付者は獲得したポイントを使って好きなお礼の品を選択できる仕組みにしている点もかなり寄付金額増加に寄与している重要なポイントなのかと思います。

もらったポイントを全て使わず、余ったポイントがあれば来年も寄付をしようということにもなるでしょうから、来年は今年以上に寄付を集めることができるでしょう。
また、ポイントの有効期限はないため、来年使用することも可能なのだとか。

平戸市で人気なお礼の品

平戸市で人気なお礼の品をご紹介致します。

1万円の寄付をすると4,000ポイントを獲得でき、ウチワエビ(3〜4尾)、サザエ(4〜6個)、真がき(1kg)または岩がき(2個)またはヒオウギ貝(4枚)がもらえるようです。

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個人的にウチワエビの価格が気になったので調べてみました。

こちらの楽天のショップでは、20〜30尾(約3kg相当)で12,000円ということは、20尾としても1尾600円です。
お礼の品では、3〜4尾なので、ウチワエビだけで1,800円〜2,400円ということになりますね。

これにサザエとかきがもらえるということですので、市場で購入したら全部で大体3,000円〜4,000円くらいでしょうか。
価格だけを見るとこのくらいの還元率の自治体はありそうですが、ウチワエビが3尾くらい入っている写真を見るとインパクトがあって、一回注文してみよう!となり寄付件数が伸びているということもうなずけるなと思います。

来年度は控除額が2倍になることがほぼ決定し、しかも確定申告もしなくてもよくなる可能性が高いふるさと納税ですので、今後も様々な自治体がしのぎを削ることでしょう。
今後もますます大注目のふるさと納税に目が離せませんね。

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ふるさと納税専門家エリ

ふるさと納税専門家エリ

ふるさと納税歴10年。ふるさと納税に関わる仕事をしていることから、毎日数十万ある返礼品の中からお得な返礼品を探しており、還元率3割以上のお得な返礼品は常に把握しています。 お得にふるさと納税するコツは、『還元率が高くコスパのよい返礼品を選ぶ』こと!皆様にもお得な返礼品情報を余すことなくお届けします。メルマガでも月1回最新情報をお届けしています。
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ふるさと納税とは?

ふるさと納税は2008年に地方創生の一環としてスタートした、寄付金控除の制度になります。
寄付した金額のうち、2,000円を差し引いた金額を翌年の所得税と住民税から控除され還付されます。

ふるさと納税を行うと自治体よりお肉やお米、お魚や家電などの特産品がお礼としてもらえます。
寄付者は、所得に応じて税金の控除上限金額が決まるため、高所得者層を中心に利用する人が急増しています。

ふるさと納税で節税をしよう!

ふるさと納税は非常に魅力的な制度であるばかりでなく、節税効果も非常に高いです。

年収3,000万円の寄付控除上限金額は100万円にもなります。寄付金額のうち、2,000円を除いた全額が控除されて戻ってくる上に、寄付金額のおよそ30%程度の特産品がもらえますので、非常に効果の高い節税方法ですので、利用しない手はありませんね!

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