ふるさと納税を通じて、動物愛護活動を支援できることをご存知ですか?この記事では、ふるさと納税で動物愛護活動を支援する方法や、「楽天ふるさと納税」や「さとふる」等のポータルサイトで寄付できるおすすめの動物愛護活動をご紹介します。
目次
ふるさと納税で動物愛護活動を支援できる!
ふるさと納税といえば、「好きな自治体に寄付を行い、お米や肉などの返礼品をもらう」というイメージが強いかもしれません。しかし実は、ふるさと納税を通じて動物愛護活動を支援することもできるのです。
一部の自治体では、寄付をする際に、寄付金の使い道を指定できるようになっています。そして、自治体が提示する「使い道」の選択肢の中に「動物愛護に関する事業」が含まれている場合があります。
使い道として「動物愛護に関する事業」を指定して寄付を行うと、寄付金は自治体が運営する動物愛護センターや、その自治体にあるNPO(特定非営利活動)法人等の運営費などに使われます。
なおこの場合の返礼品は、自治体によりもらえる場合と、もらえない場合とがあります。
ふるさと納税で動物愛護活動を支援する方法
ふるさと納税の手続きは、「ふるさと納税ポータルサイト」と呼ばれるウェブサイトで行うのが一般的です。ふるさと納税ポータルサイトとは、各自治体と提携してふるさと納税の手続きを代行するウェブサイトのことです。
参考記事:【税理士監修】ふるさと納税のやり方・手続きは?初心者でも分かる解説
しかし、寄付金の使い道として動物愛護活動を指定する場合は、ふるさと納税ポータルサイトではなく、自治体のホームページで手続きを行う必要がある自治体もあります。
ここでは例として、ふるさと納税ポータルサイトで手続きができる自治体と、自治体のホームページで手続きをする必要がある自治体を挙げます。
神奈川県の場合:ふるさと納税ポータルサイト上で手続き
ポータルサイト「ふるさとチョイス」上で寄付手続を行うことができ、返礼品も選べます。ただし、神奈川県下の市区町村を選ぶのではなく、「神奈川県」へ寄付する必要があります。
寄付金の使い道として「かながわペットのいのち基金」を選ぶことで、寄付金が県の動物愛護センターに保護された犬や猫などの譲渡や、適正な飼育の推進などの取組みに活用されます。
かながわキンタロウ寄附金(ふるさと納税)
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/v6g/cnt/f5213/
大阪市の場合:自治体のホームページ上で手続き
ふるさと納税ポータルサイトではなく、大阪市のホームページ上で寄付手続きを行う必要があります。
大阪市ふるさと寄附金(ふるさと納税)
https://www.city.osaka.lg.jp/seisakukikakushitsu/page/0000006520.html
「寄附の使い道(寄附メニュー)」のボタンをクリックし、「動物愛護の推進」の項目の「お申込み方法(決済方法)」のボタンを押して決済方法を選ぶと、寄付手続きに進むことができます。
1,000円以上の任意の額を寄付することができ、金額に応じて、大阪市立ミュージアム招待証などの記念品がもらえます。なお大阪市へは、ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」からも寄付が可能です。この場合は返礼品を選ぶことができますが、寄付金の使い道は指定できません。
ふるさと納税ポータルサイト別・おすすめの動物愛護活動
それぞれのポータルサイトに特徴があり、提携している自治体が異なったり、同じ自治体でもポータルサイトにより返礼品の内容が異なる場合もあります。ここでは、記事を執筆した編集部担当者が「ぜひ支援したい」と思った活動をご紹介。ポータルサイト別に説明していきます。
ふるさとチョイス:命を守る「災害救助犬」「セラピードッグ」を育てる(徳島県)
徳島県への寄付では、寄付金の使い道として「災害救助犬やセラピードッグの育成事業」を選ぶことができます。県では動物愛護管理センターに収容されている犬を訓練し、災害救助犬や、避難所や病院などを訪問して人の心のケアを行う「セラピー犬」を育成する事業を行っています。
ふるさと納税の寄付金はこの育成事業のほか、譲渡のための施設「きずなの里」の運営や、地域のボランティア活動の支援などにも使われています。
楽天ふるさと納税:「猫等動物愛護・環境づくり」を応援(奈良県生駒市)
奈良県生駒市では、ふるさと納税の寄付金を活用して、野良猫の避妊・去勢手術にかかる費用の全額を市が負担する取り組みを行っています。
寄付金はほかにも、地域猫のサポート等を行うボランティア活動の支援や、市内の動物病院との連携のほか、公園整備などを通じた人と自然が共生できる環境づくりなどにも使われています。なお、この寄付には返礼品がなく、寄付のみを行う形となります。
さとふる:人と動物の共生社会推進プロジェクト(山梨県)
さとふるでは、クラウドファンディングに寄付することもできます。
山梨県の「人と動物の共生社会推進プロジェクト」には、1,000円から寄付することが可能。寄付金は猫の不妊・去勢手術費の補助や、離乳前の子猫が譲渡に適した健康状態になるよう管理を行うボランティア活動に活用されます。
まとめ
一部の自治体は、「ふるさと納税の使い道」の選択肢の中に動物愛護活動を含めています。寄付する際にこの選択肢を指定することで、ふるさと納税を通じて動物愛護活動を支援することができます。
ここで紹介したほかにも、さまざまな自治体が寄付金の使い道として動物愛護活動を提示しています。日頃から関心を寄せている動物愛護活動を行っている自治体があれば、ぜひふるさと納税を通じて寄付を行ってみてください。
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