「ふるさと納税をやってみたいけれど、手続きが難しそう…」と二の足を踏んでいた筆者(フリーライター)が、初めてふるさと納税に挑戦。結果、手続きはとても簡単で、5分もかかりませんでした!この記事では、ふるさと納税の手続きの各ステップを詳しく説明します。
目次
ふるさと納税の手続きは簡単!
ふるさと納税は、任意の自治体に寄付ができる制度です。
寄付額のうち2,000円を越える部分が、確定申告をした年の所得税や翌年度分の住民税から控除されるため、寄付額から2,000円を除いた金額が実質「戻ってくる」と考えられます。
各自治体が魅力的な返礼品を提供していることもあり、筆者(フリーランスのライター)はずっと「ふるさと納税をしてみたい」と思っていましたが、「手続きが難しそう」という先入観がありました。
しかし実際にやってみたら、手続きはとても簡単。大きく、以下の4つのステップに分かれます。
1 ポータルサイトを決める
2 寄付金控除の上限額を調べ、寄付額を決める
3 寄付をする自治体と返礼品を決める
4 寄付手続きをする
実際に手続きを行いながら解説をしていきます。
ステップ1:ふるさと納税ポータルサイトを決める
ふるさと納税の手続きができる「ポータルサイト」は、16ほどあります。それぞれのポータルサイトに特徴がありますが、今回は最大手の「ふるさとチョイス」で手続きをすることにしました。
ふるさと納税ポータルサイトを選ぶ際には、以下の記事が参考になります。
ステップ2:寄付金控除の上限額を調べ、寄付額を決める
控除対象となるふるさと納税額には、収入や家族構成などに応じて上限があります。このため、まず自分の「控除上限額」を知っておくと良いでしょう。どのポータルサイトでも、控除上限額を試算できるようになっています。
控除上限額(限度額)のシミュレーション例
例として、ふるさとチョイスの「控除上限額シミュレーション」にて、「296万円」を入力してみます。この金額は、国税庁の「民間給与実態統計調査」(2020年)で報告された、女性の給与所得者の平均給与です。
「あなたの控除上限額(目安)」の欄に「38,185円」と表示されます。これは、「38,185円までの寄付であれば、2,000円を除く全額が控除されますよ」ということです。ただし、この額はあくまでも目安です。
筆者の場合
今回は、15,000円の寄付をすることにしました。今回もらいたい返礼品とは別の返礼品も欲しいので、後日、別の自治体にもふるさと納税をするつもりだからです。
ステップ3:寄付をする自治体と返礼品を決める
今回は、高知県の「馬路村」という自治体に寄付をして、返礼品は「ポン酢」をもらおうと決めていました。
馬路村は自然が美しく、旅行で何度も訪れていて大好きな村なので応援したく、寄付をすることにしました。特産のゆずを使ったポン酢を愛用していますが、家にあるものがもうすぐなくなるため、返礼品でポン酢をもらえたら一石二鳥です。
「ふるさとチョイス」のトップページの検索窓に「馬路村」と入力すると、サジェストキーワードとして「ポン酢」と出てきます。クリックして、ポン酢の返礼品ページへ行きます。
15,000円の寄付で、500ml入りのポン酢「1000人の村」が6本もらえます。
1000人の村(馬路村ぽん酢)500ml·6本
通称「赤キャップ」と呼ばれるこのポン酢は、化学調味料不使用で、使われているゆず果汁の量も馬路村の他のポン酢より多く、一度味わったら忘れられない美味しさなのです。
寄付金額 | ¥15,000 |
還元率 | 33% |
自治体 | 高知県馬路村 |
内容 | 1000人の村(馬路村ぽん酢) 500ml/6本入 |
寄付金額と返礼品の内容を確認したら、「寄付へ進む」ボタンをクリックします。
ステップ4:ふるさと納税の寄付手続きをする
ポータルサイトへの会員登録で手続きを簡素化できる
「ふるさとチョイス」に会員登録しなくても寄付できるようですが、今回は会員登録してみます。
一度登録しておくと、今年またふるさと納税をする場合や来年のふるさと納税でも、「ふるさとチョイス」を使えば次回からの手続きが簡素化されるので、便利です。
会員登録手続きは、他サービスのIDと紐づけることで簡素化できます。今回はamazonアカウントと紐づけてみます。
指示に従って、ログインIDとパスワードを設定します。
寄付金の使い道の指定
ふるさと納税では、一部の自治体では寄付金の使い道を寄付者が指定できます。馬路村の場合は選択肢が7つあり、私は「自然環境の保全に関する事業」を選びました。
寄付者情報を入力
先ほど「ふるさとチョイス」に会員登録したので、氏名欄がすでに表示された状態で出てきます。(*筆者の氏名の部分は黒塗りにしています)
他にも住所や、自治体への応援メッセージ(任意)を入力します。
「ワンストップ特例」の選択の有無
次に、「ワンストップ特例」制度を利用するかどうかを聞かれます。
ワンストップ特例制度とは、確定申告をしなくても、ふるさと納税の税制優遇が受けられる制度のこと。書類1枚を郵送するだけで手続きが完了します。
対象となる人は、 1年間の寄付先が5自治体以内、かつ、確定申告が不要な給与所得者等です。給与所得者でも、医療費控除を受けるために確定申告を行う人などは対象外となります。詳しくは、以下の記事を参照してください。
筆者は個人事業主なので、確定申告が必要。したがって、「希望しない」を選択して次に進みます。
支払い手続き
「ふるさとチョイス」ではクレジットカードの他、楽天ペイやamazon pay、d払いやコンビニ決済などのさまざまな決済手段が使えます。今回は、d払いを選びました。
d払いとの連携が終わったら、いきなり画面が閉じてびっくりしたのですが…
決済が完了した旨のメールが届いたので、ふるさと納税の手続きも完了したということになります。
手続き完了!寄付の確認もバッチリ
ふるさとチョイスの「マイページ」を確認すると、手続きした寄付が「寄付履歴」欄にちゃんと表示されていました。これで、寄付手続きは完了です。
まとめ
今回は、ふるさと納税ポータルサイト大手「ふるさとチョイス」で寄付手続きをしてみました。
思ったよりも簡単で、筆者の場合は全ての手続きを行っても5分もかかりませんでした。ポータルサイトに会員登録すると、納税手続きの画面も氏名などが入力された状態で表示されるため、次回からは手続きも簡素化されるはずです。
「難しそう…」と思っている方でも大丈夫!ぜひ、ふるさと納税を活用してみてくださいね。
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執筆者紹介
ふるさと納税ライターN子
フリーランスライター。会社員時代も含めるとライター歴は20年超。素顔は、美味しいもの大好きな関西のおばちゃん。趣味の旅行や登山で地方へしばしば行くうちに愛着を持つ町や村がたくさんでき、地方創生について考えるようになる。個人事業主なので節税は必須で、同時に地方も応援できるふるさと納税の魅力にどハマり中。
ふるとく編集部
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