よし、今年はふるさと納税に挑戦しよう! と思っても、やり方が分からない…腰が重くなかなか手続きできない…ということはないでしょうか。
私は、自らのふるさと納税以外にも、親戚の分も代行して手続きを行っているので、年間を通じて寄付手続きを行います。その中で、申込み手続きを行うタイミングによって、お礼の品が比較的早く到着したり、人気の高いお礼の品に申込しやすかったりしました。
今回は、1年間を4つに分割して、どの時期に寄付をした方が良いのか?そして、寄付を行う際の注意点などをまとめましたので、ぜひあなたのふるさと納税ライフにお役立ていただけますと幸いです。早速どの返礼品がお得なのか知りたい方は、還元率ランキング100をチェックしてください!
目次
ふるさと納税はどのタイミングでするのがいいの?
結論としては2024年は10月、11月、12月が、2025年は1月~9月いっぱいがねらい目と言えます。
ふるさと納税は、期限が迫る年末に駆け込みが発生しやすいという特徴があります。
「なんとなく面倒で先送りにしていた」「返礼品選びで決めかねていた」という方が一斉に本気を出して取り組むのが12月です。
しかし、それだけに12月は非常に込み合い、「ギリギリにやろうと思ったら、目当てのふるさと納税ポータルサイトが激重でつながらなかった」「欲しかった返礼品が品切れになっていた」というケースも多く見受けられます。
そんなことがないように、皆様にはぜひ10月から真剣に検討することをおすすめします。
特に今年は「来年の2025年10月からはふるさと納税サイトで貰えるポイント付与が禁止」ということが発表され、ただでさえふるさと納税の注目度は上がっています。
ポイント付与がなくなる2025年10月以降は寄付者が減ってしまうことも考えられるため、ふるさと納税ポータルサイトは今年の最盛期である10~12月、ポイント付与禁止になる2025年の1~9月までに大型ポイント還元キャンペーンを行うことも考えられます。
ですので今年の分は10月に、2025年は早くから動くことをおすすめします。
ふるさと納税高還元率返礼品ランキングTOP10
ふるさと納税で注目されるのが返礼品のお得さを表す指標「還元率」です。
還元率とは、寄付額に対する返礼品の通常販売価格(送料含む)の割合を計算したものです。還元率が高いほどお得な返礼品といえます。
ここでは全返礼品の中から、還元率が高いお得な返礼品をランキング形式で発表します。
ポータルサイト別にも比較できるので、好きなサイトがある方や、サイトでのポイントを集めている方などはぜひ総合ランキングだけでなく、各サイト別のランキングもご覧ください。
1年を4つに分割!申込時期の特徴は?
寄付を行うタイミングを4つに分割しました。
それぞれの時期には、結構明確ではっきりとした特徴がありますので、参考になさってください。計画的に返礼品をもらいたい方は、旬の返礼品が分かる!年間カレンダー特集も参考に、お得にふるさと納税してくださいね。
【冬】1月〜3月に寄付をする際の特徴
- 1年を通じて一番寄付件数が落ち着くタイミング
- 人気のお礼の品へ申込が行い易い傾向
- 果物等、夏に出荷されるお礼の品の予約受付開始
この時期は、年度をまたいだことにより、昨年寄付をした方が新たに寄付ができるようになるため、リピーターが増える傾向にあります。
ただ、年が変わることで、これまで行っていた寄付額がクリアされますので、新たに寄付をする方もいますね。そうはいっても1年間で一番寄付が落ち着く時期になります。
自治体としては、4月のお礼の品等のリニューアルや昨年度の寄付証明書等の発送対応に追われている時期でしょう。
また、お礼の品でいうと、さくらんぼやメロン、マンゴー等の夏に収穫される果物の申込が予約開始される時期でもあります。
【春】4月〜6月に寄付をする際の特徴
- お礼の品がリニューアルされることが多いタイミング
- 旬で魅力的なお礼の品をゲット出来るチャンスが多い
- 秋頃に発送する新米の受付開始
4月という年度切り替わりのタイミングですので、お礼の品をリニューアルする自治体も多くある時期になります。
お礼の品がリニューアルされることで、魅力的なお礼の品をもらうチャンスですね。また、忘れてはならないのが、『新米の申込時期』でもあるということです。
秋ごろに収穫して発送してくれる新米の申込が受付されます。大半の人気ブランド米などこの時期に募集することが多いようです。
お米は生活必需品ですので、ふるさと納税初心者に最もオススメのお礼の品となります。分かりやすいお礼の品の為、毎年かなりの人気で、自治体が用意した在庫を軽く超えて申込があります。(実際返礼品の中で人気1、2位を争います!!)
【夏】7月〜9月に寄付をする際の特徴
- 年末に向けて自治体がお礼の品をリニューアルすることも
- お歳暮としてお礼の品を送るケースも
- 土用の丑の日等、うなぎの需要が増し申込増
この頃になると、年末を意識しだす自治体もあります。そのことで、お礼の品の追加やリニューアルなども行われるケースもあります。
また、お盆やお歳暮などにふるさと納税を活用するという強者もいますね。
ただ、ふるさと納税をやったことがある方なら分かると思いますが、寄付をしてからお礼の品が手元まで届くまでに1〜3ヶ月程度かかっています。
【秋】10月〜12月に寄付をする際の特徴
- 年末に向けて寄付件数が一番増加する時期
- 人気なお礼の品が常に品切れ状態になるため申込が難しい
- お礼の品の郵送にも時間がかかる傾向
年末は新年に向けておせちやカニなどが人気になります。
また、控除上限額(限度額)に余裕のある方が商品券などの返礼品に注目する時期でもありますね。
そして、なんといってもこの時期が一年間の中でもっとも寄付件数・寄付額が伸びるんです。かなり多くの方が各種ポータルサイトにアクセスするため、サイトの動きに影響が出たりもします。
昨年度に最もアクセスを集めたサイトでは、月間1億PVという驚異的なアクセス数だったようです。月間1億PVとは、1ヶ月に1億ページ閲覧されたということです。すさまじいですね。
この時期は、本当に多くの方がふるさと納税に注目しますし、年内になんとしてでも寄付を行おう!とタイムリミット効果も相まって、人気なお礼の品は常に品薄状態になります。
なので、人気なお礼の品が欲しい!という方には、前もって寄付されることをオススメ致します。
また、自治体にとっても、寄付が一挙に集中することで、事後処理にかなりの手間がとられるようですし、本音としては1年間に分散してもらっていた方がいいですよね。
迷った方は、お得な返礼品を調査した以下記事を参考にしてください。
ふるさと納税をする際の注意点
ここまではふるさと納税をする際のオススメのタイミングについて書いてきました。
ふるさと納税は寄付なので、特段期限が決まっているわけではないですよね。ただし、注意点がないわけではありません。「ふるさと納税でクレジットカード決済をする際の4つの注意点をご紹介!」でも書いていますが、年末にクレジットカード決済をする際は、その年の控除対象になるかどうかの確認はしたほうが無難ですね。
自治体によっては、その年の寄付とみなすのは、実際に自治体の口座に着金されたタイミングで判断するため、決済から入金までタイムラグがあるクレジットカード決済は年末ギリギリまで申込を受け付けていないこともあります。
もちろん、銀行振り込みや現金書留などには対応しているようですので、一度寄付を希望される自治体に確認をしてみるのがいいでしょう。
まとめ
まとめますと、寄付はいつでもできますが、時期によって特徴がありますので、寄付をする目的等から逆算して手続きされるのがいいですね。
例えば、1月〜3月は、寄付をされる方が一番少ないので、寄付の手続きをスムーズに行うことができます。
4月〜6月は、お礼の品をリニューアルする自治体が多く、在庫も豊富なので、人気なお礼の品に申し込むのには絶好の機会ですね。
7月〜9月は、何かとイベントが多く、故郷に帰省することもあります。そのために、ふるさと納税の特産品を貰っておく方や、お歳暮としてふるさと納税を利用するなどを検討している場合は、いい時期ですね。ただし、通常寄付手続きから2〜3ヶ月くらいは配送に時間がかかりますので、注意が必要ですね。
10月〜12月は、1年間で最も寄付される方多い時期です。この時期はサイトの動きが鈍くなり、お得なお礼の品に注文が殺到するなど、他の時期に比べるとあまりよい特産品をもらえない傾向にあります。
寄付をするなら、なるべく年末に集中させるのではなく、年間通じて均等に行うようにしましょう。最後に、ふるさと納税を行う上での大切な心構えをお伝えします。それは、ふるさと納税はショッピングではなく、あくまでも「お礼」であるということです。今後、あなたが素敵なふるさと納税ライフを送っていく中で、この意識を忘れずに、地域の活性化のために使う寄付であるということを意識して手続きするようにしましょう。
ふるさと納税をはじめるのにまだ不安がある方は、以下のマンガをご覧ください。
おすすめ記事
⇒ 【家電2557点の頂点は?】ふるさと納税 家電還元率ランキング2022最新版
⇒ 【2022年ふるさと納税】ゴルフクラブ・ゴルフ用品の還元率公開
⇒ 【2022年完全版】ふるさと納税サイト16サイトを徹底比較してみた!
監修者
監修:坂根正哉
focAs会計事務所&労務事務所 代表税理士、資格の学校TAC 非常勤講師(税理士試験 法人税法)
2010年に明治大学を卒業。TAC株式会社に非常勤講師として入社し、二足の草鞋で都内の税理士事務所に勤務。2013年に税理士試験合格。2017年に開業税理士として登録。現在は、クラウド会計に特化した会計&労務事務所を東京と福岡の2拠点で展開している。
ふるさと納税専門家エリ
最新記事 by ふるさと納税専門家エリ (全て見る)
- 福島県磐梯町のふるさと納税のご紹介 - 2024年2月21日
- 山形県鶴岡市のふるさと納税のご紹介 - 2023年9月12日
- 宮崎県小林市のふるさと納税のご紹介 - 2023年8月24日
- 佐賀県鹿島市のふるさと納税のご紹介 - 2023年8月9日
- 三重県多気町のふるさと納税のご紹介 - 2023年7月25日