楽天大感謝祭とは、毎年年末近くに開催されているポイントアップイベントです。楽天ふるさと納税での寄付も対象で、期間中に条件を満たして楽天ふるさと納税で寄付をすると、付与ポイントの倍率がアップします。
この記事では楽天大感謝祭の内容や開催期間、楽天のお買い物マラソンやスーパーセールとの違いや、楽天大感謝祭をふるさと納税に利用する場合に押さえておきたいポイントについて解説します。
総務省のふるさと納税の規定の見直しにより、楽天大感謝祭の対象に楽天ふるさと納税が含まれるのは、2024年が最後となる可能性もあります。
ぜひこの記事を参考に、2024年の楽天大感謝祭をお得に活用してくださいね。
目次
楽天の大感謝祭とは
楽天の「大感謝祭」とは、インターネットショッピングモール「楽天市場」が開催するイベントのひとつです。
楽天は大感謝祭を「1年間の感謝を込めたお買い物祭」と位置付けており、毎年、年末に開催されています。
2024年9月10日現在、2024年の楽天大感謝祭の日程やイベントのルールなどはまだ発表されていませんが、過去の開催時は全楽天会員が対象となっていました。
楽天大感謝祭の内容
楽天大感謝祭では、「ショップ買いまわりキャンペーン」が開催されます。
楽天市場で商品を購入すると、通常は「+1倍」の楽天ポイントが付与されます。
「+1倍」の場合は、購入金額100円(税抜)ごとに1ポイントが付与されます。
ポイントは、1ポイント=1円相当として楽天市場での購入時に利用できます。
一方「ショップ買いまわりキャンペーン」では「1,000円以上(税込)購入したショップの数」が、そのままポイントの倍率になります。
例えば、キャンペーン期間中に3つのショップで購入した場合は、付与されるポイントが「+3倍」となります。
2024年の楽天大感謝祭のキャンペーンルールは未発表ですが、過去の例では、最大で10倍までポイントの付与倍率がアップしていました。
また、「買い回りキャンペーン」の期間中に付与されるポイントには上限があり、2024年9月10日現在は7,000ポイントとなっています。
過去の楽天大感謝祭では、「ショップ買いまわりキャンペーン」ほかの諸条件を満たせば、ポイント倍率が合計で最大43倍になるルールとなっていました。
楽天大感謝祭はふるさと納税も対象
過去の例では、楽天大感謝祭は楽天市場での購入以外にも、楽天西友ネットスーパーや楽天ブックス、楽天Kobo電子書籍ストアなど、楽天グループの関連サービスの利用も対象となっていました。
そして、楽天ふるさと納税での寄付も対象となっていました。
楽天大感謝祭において楽天ふるさと納税の利用は、「1自治体への1,000円以上の寄付」が「1ショップでの買い物」とカウントされます。
2024年の楽天大感謝祭の期間はいつ?
2024年の楽天大感謝祭の開催日は、2024年9月10日現在、まだ発表されていません。
しかし過去の開催期間を見ると、直近5年間の開催期間は12月19日から1週間となっていることがわかります。
・2022年 12月19日 (月) 20:00 ~ 26日 (月) 1:59
・2021年 12月19日 (日) 20:00 ~ 26日 (日) 1:59
・2020年 12月19日 (土) 20:00 ~ 26日 (土) 1:59
・2019年 12月19日 (金) 20:00 ~ 26日 (金) 1:59
・2018年 12月20日 (木) 20:00 ~ 26日 (水) 1:59
・2017年 12月16日 (土) 20:00 〜 21日 (木) 1:59
・2016年 12月17日 (土) 20:00 〜 22日 (木) 1:59
2024年も、年末が近づく時期に楽天大感謝祭の日程やルールの詳細が発表されると思われますので、注目しておきましょう。
楽天大感謝祭、いつふるさと納税するのがお得?
2024年の楽天大感謝祭の詳細は未発表ですので断定はできませんが、過去の例では、楽天大感謝祭の「買い回りキャンペーン」と楽天が主催するほかのイベントは、併用が可能となっていました。
楽天では、毎月以下の日程でイベントが開催されています。
合計3,000円(税込)以上の購入で付与ポイント3倍 ほか
・5と0のつく日
楽天カードでの支払いによる購入で付与ポイントが4倍
・毎月18日:ご愛顧感謝デー
付与ポイント倍率が最大で4倍までアップ。1,000円(税込)未満の購入も対象
もし2024年の楽天大感謝祭でも上記のイベントとの併用が可能であれば、楽天大感謝祭の期間と上記イベントの日程が重なる日に楽天ふるさと納税で寄付すると、付与ポイントの倍率がさらにアップするのでお得です。
ふるさと納税サイトのポイント付与禁止、楽天大感謝祭はどうなる?
現在、楽天ふるさと納税だけでなく、多くのふるさと納税ポータルサイトが寄付金額に応じたポイント付与キャンペーンを行っています。
しかしふるさと納税の寄付にともなうポイント付与は、2025年10月からはなくなる可能性が高いとみられています。
2024年6月、総務省はふるさと納税の規定の見直しを発表しました。
見直しには、自治体に対し「寄付者へポイントを付与する仲介サイト」の利用を禁止する内容が含まれています。
新しい規定は、2025年10月よりの適用が予定されています。
楽天ふるさと納税は総務省に申し入れを行う意向を示しており、現在「ふるさと納税でのポイント付与禁止」に反対するインターネット署名を募っています。
しかし総務省の方針が変わらない場合は、楽天ふるさと納税をはじめ各ふるさと納税ポータルサイトも実施しているポイント付与サービスは、2025年10月からはなくなることが予想されます。
したがって2025年からは、楽天大感謝祭において、楽天ふるさと納税での寄付は対象外となる可能性が高いと思われます。
楽天大感謝祭とお買い物マラソン、スーパーセールとの違い
楽天では大感謝祭のほかにも、似た内容のイベントが開催されています。
楽天大感謝祭と「お買い物マラソン」や「スーパーセール」とは、以下のような違いがあります。
お買い物マラソンとは
楽天のお買い物マラソンでは、「ショップ買いまわり」キャンペーンが開催されます。
お買い物マラソンでの「ショップ買いまわり」キャンペーンは楽天大感謝祭でのルールと同じで、楽天市場で1,000円(税込)以上購入したショップの数に応じて、付与ポイントの倍率がアップしていきます。
また、楽天ふるさと納税での寄付も対象です。
ポイントの付与倍率は、最大で10ショップ購入時のポイント10倍(通常ポイント1倍+期間限定ポイント9倍)までアップします。
また、楽天のフリマサービス「ラクマ」で購入するとさらに+1倍となり、最大11倍までアップします。
対象となるショップの違いはありますが、お買い物マラソンは楽天大感謝祭とほぼ同じと考えていいでしょう。
楽天スーパーセールとは
楽天スーパーセールは、多くの人気商品が半額以下の価格で販売される大型セールです。
さらに「ショップ買いまわり」キャンペーンも開催され、購入したショップ数に応じてポイント付与の倍率がアップしていきます。
楽天スーパーセールは基本的に年4回開催されており、楽天ふるさと納税での寄付も対象となります。
楽天大感謝祭でも一部商品の価格が割引になることがありますが、楽天スーパーセールでは、商品価格の割引の割合がより大きいといわれています。
このため、欲しい商品が決まっており、ポイントも効率的に貯めたい場合は、楽天スーパーセールの期間中に条件を満たして購入するといいでしょう。
楽天大感謝祭でお得にふるさと納税する3つのポイント
楽天大感謝祭を利用してお得にふるさと納税をするために、以下の3つのポイントを確認しておきましょう。
SPUの活用でさらにポイントアップ
SPUとは、「スーパーポイントアッププログラム」の略です。
対象となっている楽天のグループサービスを利用して条件を達成するほど、楽天市場での購入時に付与されるポイントの倍率がアップするプログラムです。
対象となるのは、楽天カードや楽天モバイル、楽天でんきなど、楽天グループが運営する14のサービスです。
楽天大感謝祭でも、SPUを活用することで、付与ポイントの倍率がさらにアップします。
普段から楽天グループのサービスを使っている方は、楽天大感謝祭がはじまる前にSPUの達成条件について確認しておきましょう。
ワンストップ特例制度を利用するなら、楽天市場での買い物との併用がおすすめ
ふるさと納税では、申請を行うことで「年間の総寄付金額ー2,000円」の額について、税金からの控除を受けることができます。
控除の申請の方法の一つに「ワンストップ特例制度」があります。
ワンストップ特例制度を利用するには、「寄付先の自治体の合計数が5自治体以内であること」などの条件を満たす必要があります。
楽天大感謝祭の過去の例では、最大で10倍までポイントの付与倍率がアップしていました。
しかし、楽天ふるさと納税での寄付のみでポイント付与倍率10倍を達成しようとすると10自治体への寄付が必要となり、ワンストップ特例制度は使えなくなります。
このため、ワンストップ特例制度を利用したい場合は、楽天大感謝祭の買い回りキャンペーンで購入ショップ数を増やすには「楽天ふるさと納税での寄付」と「楽天市場での買い物」を併用するといいでしょう。
ワンストップ特例制度については、この記事の最後の部分で説明していますので参考にしてください。
欲しい返礼品をあらかじめ見つけておく
楽天大感謝祭は例年、年末近い時期に開催されています。
年末はふるさと納税においては、駆け込みで寄付をする人が増える時期です。
このため楽天大感謝祭の期間には、楽天ふるさと納税において、人気返礼品が品切れになるのが早いことが予想されます。
特に前述のように2024年は、楽天大感謝祭の対象に楽天ふるさと納税が含まれる最後の年となる可能性があります。
このため2024年の楽天大感謝祭では、楽天ふるさと納税での寄付がいつも以上に殺到することも予想されます。
したがって2024年は、楽天大感謝祭がはじまったらすぐに返礼品を申し込めるよう、欲しい返礼品を事前に見つけておくことがおすすめです。
楽天ふるさと納税の人気返礼品ランキング
欲しい返礼品を探す時、人気の高い返礼品を参考にするのも一つの方法です。
そこでここでは、楽天ふるさと納税で提供されている人気返礼品をご紹介。
「返礼品ランキング総合TOP100」の上位5返礼品(2024年9月5日時点)を紹介します。
【1位】 北海道産 冷凍ホタテ 貝柱
【2位】シャインマスカット 700g~5kg
【3位】令和6年産 岩手県奥州市産 ひとめぼれ 5kg〜
楽天ふるさと納税「日用品」返礼品の人気ランキング
楽天ふるさと納税の返礼品ランキングの「日用品雑貨・文房具・手芸」から、上位3返礼品(2024年9月5日時点)をご紹介します。
【1位】クラリス ボックスティッシュ 60箱
【2位】トイレットペーパー ダブル 72ロール 再生紙
【3位】エリエール 消臭+トイレットティシュー コンパクトダブル 64個 1.5倍
楽天ふるさと納税「家電」返礼品の人気ランキング
楽天ふるさと納税では、家電製品の返礼品も豊富に用意されています。
ここでは、楽天ふるさと納税の返礼品ランキングの「日用品雑貨・文房具・手芸」カテゴリの上位3返礼品(2024年9月5日時点)を紹介します。
【1位】アラジン グラファイトトースター 新2枚焼き グリーン AET-GS13CG
【2位】ReFa BEAUTECH DRYER SMART W 3色
【3位】アラジン グラファイトトースター 新2枚焼き ホワイト AET-GS13CW
ふるさと納税「高還元率」返礼品
ここまで楽天ふるさと納税の人気返礼品をご紹介してきましたが、ほかのふるさと納税ポータルサイトにも人気返礼品やお得な返礼品がたくさん掲載されています。
ここでは、主要なふるさと納税ポータルサイトで提供されている返礼品の還元率ランキングをご紹介します。
還元率とは「その返礼品が、どの程度お得か」を示すふるさと納税独自の指標です。
以下の計算式で算出され、数値が高いほど、お得な返礼品だといえます。
ふるさと納税をお得に活用したい場合は、返礼品選びの際にぜひ還元率ランキングを参考にしてください。
ふるさと納税を行う前に3点を確認
「寄付する自治体も決まったし、お礼の品も選んだし、さっそくふるさと納税を申し込もう!」と思った方。ちょっとお待ちください!自治体に申し込みをする前に次の3点を確認しておきましょう。
【その1】年収や家族構成によって寄付上限金額が決まっています
「ふるさと納税がお得なら、たくさん寄付したい!」と思う方もいるかもしれません。しかし、ふるさと納税で寄付できる金額は、あなたの年収や家族構成などによって決まってきます。
というのも、ふるさと納税はご自身が納めた税金の一部が控除されて戻ってくるという仕組みだからです。所得によって納める税金の金額が決まるように、ふるさと納税の控除金額もその税金に比例して上限が決まります。
たとえば、年収400万円の独身者または共働きの人は43,000円まで寄付が可能で、自己負担2,000円を引いた41,000円が、翌年に所得税と住民税から還付・控除されます。年収700万円の夫婦(配偶者控除あり)なら、控除上限金額は85,000円です。
控除限度額は「ふるさとチョイス 還付・控除限度額計算シミュレーション」から調べることができます。
【その2】ふるさと納税の申込期限は12月31日まで
ふるさと納税の申込自体は一年中いつでも可能です。ただし、1月1日~12月31日の間に寄付した金額から所得税・住民税が還付・控除されますので、税金控除を考えている方は毎年12月31日までに寄付申込を済ませる必要があります。
また、ワンストップ特例制度を利用する方は、翌年1月10日までに各自治体へ申請書を送付してください。
【その3】寄付しただけでは税金は控除されません
ふるさと納税で寄付を申し込んで終わりではありません。年度末に確定申告をして税金控除を申請します。
適用条件を満たせば確定申告の代わりに「ワンストップ特例制度」が利用できます。寄付時に「申請書を希望する」旨の項目にチェックを入れると、後日、自治体から申請書が送られてきます。必要事項を記入し、翌年の1月10日までに各自治体へ申請書を送付するだけですので、手続きは簡単です。
- 確定申告をする必要のない給与所得者等であること 自営業の方や年収2,000万円を超える所得者、医療費控除等で確定申告が必要な場合は、確定申告で寄付金控除を申請してください。
- 1年間の寄付先が5自治体以内であること 1つの自治体に複数回寄付をしても、1自治体としてカウントされます。
- 自治体へ申請書を郵送すること 1つの自治体に複数回寄付した場合は、寄付した回数分の申請書を提出してください。
まとめ
楽天大感謝祭をふるさと納税でお得に活用する方法について解説しました。
2025年からは、楽天大感謝祭の対象に楽天ふるさと納税が含まれなくなる可能性があります。
楽天ふるさと納税で寄付をする予定の方は、ぜひ2024年の楽天大感謝祭も視野に入れてみてください。
ほかにも、ふるさと納税制度をニーズにあわせて利用するためのさまざまな解説記事をご用意しています。あわせてぜひご覧ください。
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ふるとく編集部
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