楽天の「超ポイントバック祭」は、楽天市場で開催されるポイントアップイベントの一つです。
購入額に応じて付与ポイントの倍率がアップしていくイベントで、楽天ふるさと納税での寄付も対象となります。
この記事では超ポイントバック祭の開催時期や、ふるさと納税をするなら「お買い物マラソン」とどっちがお得なのかを解説。
また、「超ポイントバック祭が始まる前に返礼品を選んでおきたい」という方に向けて、楽天ふるさと納税の人気返礼品も紹介します。
目次
楽天の「超ポイントバック祭」とは
楽天の超ポイントバック祭は、楽天市場で年数回開催されるイベントです。
エントリーをした後に買い物をしていき、イベント期間中に購入した合計金額に応じて、付与される楽天ポイントの倍率がアップしていきます。
過去の例では楽天市場での購入だけでなく、楽天ふるさと納税での寄付も対象となっていました。
超ポイントバック祭のポイントアップの仕組み
超ポイントバック祭の過去の開催例では、エントリー後の税込5,000円以上の購入がポイントアップの対象となっていました。
またポイント付与の倍率は以下のように、最大で7倍までアップしていました。
・税込1万円以上の購入:3倍
・税込4万円以上の購入:4倍
・税込5万円以上の購入:5倍
・税込6万円以上の購入:6倍
・税込7万円以上の購入:7倍
さらに、各ショップの個別設定で最大+19倍、SPU(スーパーポイントアッププログラム)の利用で最大+15〜15.5倍などの設定もあり、すべての条件を満たした場合は最大で41〜41.5倍の付与倍率に達していました。
超ポイントバック祭のポイント付与上限
過去の開催例では、超ポイントバック祭の付与ポイントの上限は7,000ポイントと設定されていました。
ただし、2024年1月は「新春ポイントアップ祭」との名称で開催されていましたが、付与上限が5,000ポイントとなっていました。
なお、ショップ個別のポイントアップやSPU、楽天スーパーDEALなどは別計算となっており、キャンペーンごとに獲得上限ポイント数が設定されていました。
ショップによっては値引きや割引クーポンも
過去に開催された超ポイントバック祭では、ショップによっては独自に商品の値引きや割引クーポンの配布などを行っている場合もありました。
超ポイントバック祭の開始後2時間限定での値引きなどもあり、さらにお得に買い物ができる仕組みになっていました。
楽天超ポイントバック祭はいつ開催?
超ポイントバック祭は現在までのところ、不定期に開催されています。
例えば2023年は、以下の日程で開催されていました。
・12月13日10:00~12月17日9:59
例年、元旦からの数日と12月中旬に開催されることが多い傾向がみられますが、ほかにも2月や6月、9月にも開催されていた実績もあります。
2024年は「新春ポイントアップ祭」との名称で、1月1日(月)00:00~2024年1月3日(水)23:59まで開催されました。ただし、ポイント倍率の内容が例年の開催時とは若干異なっていました。
これらの傾向をみると、超ポイントバック祭は12月中旬とお正月に開催される可能性が高いといえます。時期が近づいたら、ぜひ開催の有無をチェックしておきましょう。
超ポイントバック祭とお買い物マラソン、ふるさと納税はどっちがお得?
お買い物マラソンとは楽天市場で数ヶ月おきに実施されている人気イベントで、「ショップ買いまわり」キャンペーンが開催されます。
「ショップ買いまわり」では、エントリー後「1,000円(税込)以上購入したショップの数」に応じて、付与される楽天ポイントの倍率がアップしていきます。
このため、付与ポイントの倍率を上げるためには「購入するショップの数」を増やす必要があります。
ポイントの倍率は、最大で10ショップ購入時のポイント10倍(通常ポイント1倍+期間限定ポイント9倍)までアップします。
楽天ふるさと納税での寄付も対象となっており、寄付した自治体の数が「購入したショップ数」とみなされます。
一方超ポイントバック祭では、「購入ショップ数」はポイントアップに関係がありません。「期間中に購入または寄付した合計金額」に応じて付与ポイントの倍率がアップするため、高額な買い物や寄付をしたい場合にポイントアップしやすいというメリットがあります。
「ワンストップ特例制度」を使うなら超ポイントバック祭が便利
ふるさと納税では、寄付金額について税金からの控除が受けられます。
詳しくは、この記事の後段で説明しているので参考にしてください。
控除の申請方法は2通りありますが、それらのうち「ワンストップ特例制度」を利用する場合は、お買い物マラソンより超ポイントバック祭を利用する方がポイントアップしやすいでしょう。
「ショップ買いまわり」キャンペーンでポイントアップを狙う場合は、寄付先の自治体数を増やす必要があります。
しかし、ワンストップ特例制度の利用には「寄付先の自治体の合計数が5自治体以内」という条件があります。
一方超ポイントバック祭は「期間中に購入した合計金額」に応じてポイントアップするため、寄付先の自治体数は関係しません。
高額の寄付を1回することでもポイントアップが狙えるので、複数回寄付をする手間も省けることになります。
楽天ふるさと納税のその他のお得な利用方法
楽天市場では、超ポイントバック祭やお買い物マラソンのほかにもさまざまなイベントやキャンペーンを開催しており、楽天ふるさと納税での寄付も対象となっている場合があります。
楽天ふるさと納税でお得に寄付するためのさまざまな方法を、以下の記事にまとめています。ぜひ参考にしてください。
ふるさと納税サイト「ポイント付与禁止」の影響は?
総務省は2024年6月に、ふるさと納税制度の規定の見直しを発表しました。
見直しには、自治体に対し「寄付者へポイントを付与するウェブサイト」の利用を禁止する内容が含まれています。
このため、超ポイントバック祭やお買い物マラソンなどのポイントアップイベントの楽天ふるさと納税への影響について、案じている方もいるかもしれません。
見直しされた規定は、2025年10月からの適用が予定されています。
このため、楽天ふるさと納税を含む多くのふるさと納税ポータルサイトが現在実施しているポイント付与キャンペーン等は、2025年10月からはなくなることが予想されています。
楽天の超ポイントバック祭自体は楽天市場が開催するイベントなので、変わらず開催されると思われます。
しかし2025年10月以降に開催される超ポイントバック祭では、楽天ふるさと納税は対象外となる可能性が大きいと考えられます。
2025年はまた、いずれのふるさと納税ポータルサイトでも、9月末までに寄付をおこなう人が増えることも予測されます。
このため欲しい返礼品がある場合は、早めに申し込むことがおすすめです。
楽天ふるさと納税の人気返礼品ランキング
超ポイントバック祭の開催期間は毎回、数日間と短いので、始まったらすぐに寄付を申し込めるように返礼品を事前に決めておくといいでしょう。
返礼品選びで参考になるのは、人気の高い返礼品です。
そこでここでは、楽天ふるさと納税の人気ランキングの各ジャンルで1位を獲得している返礼品(2024年10月3日時点)を紹介します。
【総合ランキング1位】 北海道産 冷凍ホタテ 貝柱
【「精肉・肉加工品」1位】訳あり 牛タン 500g~2kg
楽天ふるさと納税「人気返礼品ランキング(精肉・肉加工品)」を見る
【「米・雑穀」1位】訳あり 熊本ふるさと無洗米 5〜20kg
【「フルーツ・果物」1位】シャインマスカット 700g~5kg
楽天ふるさと納税「人気返礼品ランキング(フルーツ・果物)」を見る
【「インテリア・寝具・収納」1位】西川 もっと肩楽寝
楽天ふるさと納税「人気返礼品ランキング(インテリア・寝具・収納)」を見る
【「日用品雑貨」1位】クラリス ボックスティッシュ 60箱
楽天ふるさと納税「人気返礼品ランキング(日用品雑貨)」を見る
【「家電」1位】ReFa BEAUTECH DRYER SMART W 3色
ふるさと納税「高還元率」返礼品
お得な返礼品を探したい場合は、返礼品の「還元率」が参考になります。
還元率は「市場価格÷寄付金額」で算出される指標で、「その返礼品は、市場で購入した場合に比べてどの程度お得か」を示します。
還元率の数値は、返礼品ごとに異なります。
一般に30%程度に設定されていることが多いものの、自治体側の商品調達コストの工夫などにより、高い還元率を実現している返礼品もあります。
ここでは、主要ふるさと納税ポータルサイトで提供されている返礼品の還元率ランキングを紹介します。ぜひ参考にしてください。
ふるさと納税を行う前に3点を確認
「寄付する自治体も決まったし、お礼の品も選んだし、さっそくふるさと納税を申し込もう!」と思った方。ちょっとお待ちください!自治体に申し込みをする前に次の3点を確認しておきましょう。
【その1】年収や家族構成によって寄付上限金額が決まっています
「ふるさと納税がお得なら、たくさん寄付したい!」と思う方もいるかもしれません。しかし、ふるさと納税で寄付できる金額は、あなたの年収や家族構成などによって決まってきます。
というのも、ふるさと納税はご自身が納めた税金の一部が控除されて戻ってくるという仕組みだからです。所得によって納める税金の金額が決まるように、ふるさと納税の控除金額もその税金に比例して上限が決まります。
たとえば、年収400万円の独身者または共働きの人は43,000円まで寄付が可能で、自己負担2,000円を引いた41,000円が、翌年に所得税と住民税から還付・控除されます。年収700万円の夫婦(配偶者控除あり)なら、控除上限金額は85,000円です。
控除限度額は「ふるさとチョイス 還付・控除限度額計算シミュレーション」から調べることができます。
【その2】ふるさと納税の申込期限は12月31日まで
ふるさと納税の申込自体は一年中いつでも可能です。ただし、1月1日~12月31日の間に寄付した金額から所得税・住民税が還付・控除されますので、税金控除を考えている方は毎年12月31日までに寄付申込を済ませる必要があります。
また、ワンストップ特例制度を利用する方は、翌年1月10日までに各自治体へ申請書を送付してください。
【その3】寄付しただけでは税金は控除されません
ふるさと納税で寄付を申し込んで終わりではありません。年度末に確定申告をして税金控除を申請します。
適用条件を満たせば確定申告の代わりに「ワンストップ特例制度」が利用できます。寄付時に「申請書を希望する」旨の項目にチェックを入れると、後日、自治体から申請書が送られてきます。必要事項を記入し、翌年の1月10日までに各自治体へ申請書を送付するだけですので、手続きは簡単です。
- 確定申告をする必要のない給与所得者等であること 自営業の方や年収2,000万円を超える所得者、医療費控除等で確定申告が必要な場合は、確定申告で寄付金控除を申請してください。
- 1年間の寄付先が5自治体以内であること 1つの自治体に複数回寄付をしても、1自治体としてカウントされます。
- 自治体へ申請書を郵送すること 1つの自治体に複数回寄付した場合は、寄付した回数分の申請書を提出してください。
まとめ
超ポイントバック祭を利用して、お得にふるさと納税をする方法について解説しました。
エントリーをして楽天ふるさと納税で寄付をするだけで、付与される楽天ポイントの倍率がアップするので、とてもお得です。
楽天ふるさと納税で寄付をしたい方は、超ポイントバック祭をぜひ利用してください。
ほかにも、ふるさと納税制度をニーズにあわせて活用するさまざまな方法があります。以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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